スハイリ号の孤独な冒険
11月も後半・・・・勤労感謝の日。
店も休み、世間も休み・・・。
お天気はと言うと、
こりゃまった雲一つない上々の(風もそよりと)お日和・・・。
女房殿は早朝暗がりのうちに
ご旅行に飛び出していったので・・・。 さぁ、
何をすべ~~か・・・?。
「 久々に、え~~がでも観にいってみべ~か、」
などと考えていたが・・・。
「そ~~だ、あの本が届いてたんだ・・・・」
ちゅ~~訳で、大急ぎでお弁当買って、港へ一直線。
まずはそよりの風にセールアップ。
写真じゃパシッと風をはらんでかっこよく見えるけど、
クラッともしない大凪の海・・・。
久礼湾の右に見える大津埼のハエには波も無く、
良好のコンデションか釣り人があちこちと上がっている。
「シイラでも釣れないかなぁ~~」と、
少し沖だしして、漁具を流してトローリングしてみるが、
なんの反応もなし・・・。
早々に引き揚げ、隣町の上ノ加江にある
地元では「池」と呼んでいる入り江に入り投錨・・・。
この小さな入り江は、地元の船たちも台風の時などは
避難してくる静なことこの上ない良港・・・。
錨も下ろしたし、お湯を沸かしてコーヒー入れて、
デッキにでて、ぽかぽか陽気の周りの景色を眺めながら、
贅沢な(時間がですよ)お食事タイム・・・・。
腹も満腹になったところで、さっそく先日届いた本をひろげる。
先日届いたと言っても、もう随分昔に読んだことのある本・・・。
誰かに貸したのか、本棚のどこかに埋もれているのか、
まったく見当たらなくなって、ど~~してもも~一度
読んでみたいと思っていた本・・・・・・。
ロビンノックスジョンストンの「スハイリ号の孤独な冒険」
この本がまた読みたかったのは、
中身もさることながら、最後の最後がなんとも素晴らしい。
こんな男たちになりたいもんである・・・。
三百十三日をかけて、
世界で初めて単独無寄港世界一周をなしとげた、
ロビン・ノックス・ジョンストン。
英国フォルマスの港をスタートしたジョンストンの船は、
荒ぶる海洋での苦難に苦難を耐えて、
よれよれで母国に帰ってくる。
ゴール三日前からは、その偉業を一目見んがために、
何隻もの観覧船が出る国中の大騒ぎ。
いよいよ号砲が轟いてゴールイン。
山並になって出迎える人々の中
フォルマスの港に係留すると、
まず最初、スハイリ号に乗って来たのは、
英国税関と間接税務局の係官。
船に飛び乗ると上司の係官が努めて真面目くさった顔で言った。
「どちらから...?」
ジョンストンが答える。
「フォルマスから」と、
このゆとりとウイットである。ここいらあたりが、
こせこせしている日本人にゃ真似のできない
こころのゆとり・・・・・・。
い~~~本であります・・・・。
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